皆さんは「英語少し通じます商店街」プロジェクトというのを聞いたことがありますか?
先週の事になりますが、インバウンドに力を入れている街、「北品川」に行ってきました。
北品川商店街は旧東海道にあたり、東京都と品川区から地域連携型モデル商店街事業の助成認定を受け、
商店街全体を通して石畳が整備されていたり、暖簾がかけられていたり、江戸時代の風景を彷彿させる
街並みが続き、両サイドの飲食店やお土産屋さんなど、とてもとても魅力的な街でした。
その北品川、冒頭で記載した「英語少し通じます商店街」プロジェクトというのを行っているんです。
外国人観光客を積極的に受け入れる雰囲気を地域全体で作り上げることを目的として始まったプロジェクトで、商店街の店員さんに、「少し」の英語&「おもてなし」の気持ちを込めて外国人観光客を受け入れてもらう練習をしてもらおうという試み。
英会話講師や、実際に商店街にある宿に宿泊している旅行者にお客さん役になってもらい、
実際に買い物をしてもらいながら、店員さんは知っている英語を駆使しながら接客する。
とっても面白いですよね。
そのプロジェクトに参加されたお茶屋さんを訪問しました。
店内には地元の高校生に協力してもらったという、カワイイ英語のPOPが掲示されていたり、
とっても暖かいおもてなしの雰囲気を味わうことができました。
お店の方も、これを機に外国語の勉強を頑張りたいとおっしゃっていました。
こちらの商店街、山手通りを挟んで上下に長く、日中だけではなく、夜の街も楽しそう。
途中でふらっとランチに立ち寄ったお店「品川宿 遊」さん。
名物「あなご丼」!
まさに東京の味!!
でも私が選んだのは。。。牛筋煮込み(笑)。
メニューの写真を見るだけでもわかる、トロトロ感とテリにやられてしまいました。
そして注文。
もう、間違いなし!!
付け合せのお煮しめ、一口サイズのおまんじゅうまで、胃袋をギュッとつかまれた~!
店構えもかなりインバウンド受けするのではないかと思い、店員さんにお伺いしたところ、
やはり最近はインバンド顧客も増えてきたようで、お刺身などを好んで注文されるとのこと。
でも、お店の中には英語を含め、外国語の表記は一切ありませんでした。
なぜなぜ?!もったいなーい!!
外国語表記をするだけで、このお店の魅力を世界の方に知ってもらえる機会が増えるのに~><
こういうお店をインバウンドスタートアップ支援事業としてプロデュースできたら最高なのにな~。
因みに、お客様は欧米の方が多いとのことで、タイ人はあまり見られないとのことでした(残念)。
こちらのお店を後にして向かった先は、ななめ向かいにある「品川宿交流館」。
外には人力車があり、まさにインバウンド向け!!と思いきや、
1階には昔懐かしい駄菓子屋さんがあり、おじいちゃんおばあちゃんの憩いの場に。。。(苦笑)
でも、こういうところにインバウンドのお客さんが来るようになって、
おじいちゃんおばあちゃんと会話や交流をしたりするようになったり、
そこに地元の子供たちが駄菓子を買いに行って、外国人の方と交流をするようになると、
本当の意味で、街全体が活気付くんじゃないですかね。
子供たちも色々な国の方と接することによって、英語だけではない外国語を覚えたり、
語学や異文化の方たちへの拒絶感、なんて物を感じずに大きくなって、
国際感覚というのが身に着くって、とっても理想形な気がします。
そしてこちらの担当者の方にお話を伺ったところ、
残念ながら北品川が最終目的地となることはないかもしれないけれど、
品川から歩いて10分のところで、昔の日本の雰囲気を感じられる街づくりをしていき、
これからもどんどんインバンドに力を入れていきたいとのことで、
本当に勉強になることばかり。
初めての北品川でしたが、インバウンドへの思いをとても強く感じた街でした。
外国語での地図やパンフレットはたくさんあるのですが、
やはり、個々のインバウンドへの取り組みはまだまだ発展途上だな、と実感しました。
インバウンドで街を一緒に活気づけませんか?
そんなお手伝いがしたい。
ご興味がある方は下記のアドレスへご連絡いただければと思います。
一緒にインバウンドを盛り上げましょう♪
関 恭子