訪日タイ人旅行者を受け入れるメリット・デメリット

こんにちは。
今日の東京はどんより曇り空の土曜日。
雨は降らなそうですが、週末の天気が悪いとちょっと寂しい気持ちになるのは私だけでしょうか?

今回は、谷中にあるタイ人専門のゲストハウス「D-Jang HOUSE ดีจังเฮ้าส์  TOKYO」様にお聞きした、
訪日タイ人旅行者を受け入れるにあたっての「メリット・デメリット」
について少しお話をさせていただきたいと思います。

訪日タイ人旅行者を受け入れるデメリットは?

まずは「デメリット」から。
以前も少しだけおはなしさせていただきましたが、一部のアッパー層を除いて、
タイ人が海外旅行に出かけるようになったのは、ここ数年の事。

タイ人が行きたい海外旅行先1位は「日本」なのですが、実際に訪れる外国の1位は「マレーシア」。
2016年のデータでは155万人のタイ人が訪れているそうです。
その理由はAirAsiaなのどLCCが就航しており2時間程度で着く気軽が外国ということと、
時間はかかるものの自家用車はもちろん、バスなどで行けるということがあります。

2位が「日本」。2016年は90万人が訪れました。
数から行くと少ないと思われる方もいると思いますが、タイに対する物価指数を計算すると、
日本が約1.8倍、マレーシアが0.7倍ということもあり、日本の人気の高さがうかがえますよね。

ということは、本当の意味で海外旅行慣れしていない方が多いというのも現実なんです。
訪日タイ人旅行者の方が日本に来た際、どうしても「マイペンライ(大丈夫、問題ない)」文化を
押し通そうとするそうで、キチンとしたい日本時側とマイペンライのタイ人側とで
特に以下のようなトラブルが起きることが多いとのこと。

困ったことTOP5

①長旅で疲れたことを理由に宿帳を書かない
②他のお客さんがいても大きな音をたてるなど、配慮が足りない
③お風呂のドアを閉めて使用するよう伝えてもやらない
④使用済みのトイレットペーパーを流さない、備品を大切に使わない
⑤親が子供を叱らない、、、etc

なるほど、特に①番はタイ人ぽいなーって気がしますね(笑)。

④番の例に入るのですがキャリーケースを畳で引かれることもあるようで、
畳が傷むと言っても理解ができないそうなんです。
また隠れてたばこを吸っていて畳に灰が落ちてしまって、火を消そうとタオルを押し付け、
畳もタオルも破損してしまうなどなど。。。

文化が違うと行ってもわかるだろ!!と思うんですが
国や人種が変われば、日本人の常識が通じないと思った方が良いですよね。

なのでお互いのストレスが少しでも減るように、チェックイン時は必ずデポジットをもらう事にしたそうです。
そして館内の使用方法やキャンセルポリシーもしっかり規程し、読んでもらうようお部屋に備え付けたとこのとでした。


で、ここでまた一つ問題が、、、
よくタイ人について言われることなのですが、「年間の読書量は3行」と言われるほどで、
本当に本を読まない文化。ということは、こういったややこしいポリシーを読んでくれないようで、
しばらくはその都度説明して納得してもらうように接していくしかないのかもしれないですね。

困ったときは「Onsen Ryokan Manners Quiz」を利用して!!

そんな時は、ぜひ私がリリースしているアプリ「Onsen Ryokan Manners Quiz」を利用して
訪日タイ人旅行者の方にマナーを教えていただきたいですね!!(笑)

訪日タイ人旅行者を受け入れるメリットは?

スミマセン、デメリットばかりお伝えしてしまいましたが、ぜひ「メリット」もお伝えしたいと思います。

オーナー兼ご住職の方は以下のようにおっしゃっていました。
「結局はマナーの問題は文化の違いに繋がることも多いので目をつぶったとして、
やっぱりタイ人は笑顔が素敵だし、日本が大好きという気持ちが多く、
日本のマナーを学ぶことによって、より日本を深く感じることができると思ってくれる方も多いようで、
接していて感心させられることも多いんです。
そういった文化を伝えることで会話が増え、そうすると必然と仲良くなり、
タイの色んな地域に友達ができるのが一番の財産ですね。
その人たちとタイで再会するのも楽しみの一つなんですよ。」と、、、

もうキュン♡としてしまいますよね。
なんだか感動してしまいました。

訪日タイ人旅行者のみならず、人種も慣習も異なるインバンドの方を受け入れるというのは
本当に大変なことも多く、トラブルも避けられないとは思うのですが、
やっぱり人とのつながりが一番の財産ですし、どんなことがあっても、最後は人に帰ってきますよね。

なんかイイ話聞いちゃったな~と思い、心が熱くなって谷中を後にしました。

どんなに技術が発達しても、こういった本当の心の繋がりって、人間にしかできないことですよね。

私も訪日タイ人旅行者に喜ばれる「旅ナカ体験」を考えて、みなさんのお役に立っていきたい。
やっぱり旅の経験は人を豊かにするなぁ、と実感した一日でした。

ということで?(笑)
タイ人インバウンド向け「旅ナカ体験(コト消費)」をお考えの方は、ぜひ弊社へご連絡ください。
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本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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